Kinga Janiak – Toxic Heart
ワルシャワ在住で70年代生まれのキンガ・ヤニアックは冷戦終結のパラダイムシフトを成人直後に体験している。民主化以降の自由な風を浴びて、いわゆる職業デザイナーからアーティストに転向した彼女は、パンクでストレンジな絵を大人のマインドで描き続けている。その結果、他に類を見ないローファイかつプリミティブな世界観を作り出すことに成功している。デルニエ・クリとの邂逅により、キンガの存在はヨーロッパのアンダーグラウンドグラフィック界隈の人びとに発見されることとなった。アンダーグラウンドとはいえども未だに西欧中心主義的な価値観が根強いその世界で彼女自身が新しい風になるか。注目されたし。
アート倉持