ABRAHAM DIAZ - HATE ART
自身が手がけた南米ハードコアパンクのレコジャケとともに、実はこの絵の作者はマフィアの抗争に巻き込まれてすでにこの世にいないという噂がアメリカのパンクス界隈に知られていった…という逸話を持つメキシコシティ在住の漫画家アブラーム・ディアス。これはアメリカ人が抱く南米への先入観を逆手にとり、自身が仕掛けたプロパガンダだった。「クソな世界にクソを投げつける」という姿勢を貫きシルクスクリーン印刷の自費出版本を作り続けているアブラームの作品を、パキート・ボリノがマルセイユ・ブレンドとしかいいようのない色彩を用いてリミックスした一冊。デルニエ・クリのアーティストたちの中にも彼のファンは多いようだ。
アート倉持