Gerard Lattier – PERIODE SOMBRE
南仏ニーム出身で現在85歳の画家Gerard Latier(ジェラール・ラティエ)は、かの悪名高いアルジェリア戦争への出兵を拒否し自ら精神病院へ。その異端的でシュルレアリスム的な絵画作品の数々には精神異常者を装うためという側面があったという説を聞けば、アール・ブリュットやアウトサイダーアートの文脈で読み解きたいという衝動に駆られるが、空想に基づいてはいるものの徹底した反軍国主義、反聖職者主義、反愛国主義に貫かれたその作風は、むしろ広島のガタロや原爆の図で知られる丸木夫妻に通じるものがあるように思う。