NEW AGE: STONEHENGE TO JUNGLE B2B 1973/2000 | TOBY MOTT
Published by Corina Manu, Cultural Traffic and Dashwood Books 2022
Art and Design Direction: Jamie Reid Studio
Source material © The Mott Collection
First Edition, 1300 copies
本書は、1973年初頭から2000年までのUKレイヴ、ジャングル、サウンドシステム、ウェアハウス・パーティのフライヤーを網羅したコレクションです。
この本はモット・コレクションからセレクト、キュレーションしたものです。
アーティストでありコレクターでもあるトビー・モットが監修しています。
フライヤーなどの収集品575点がぎっしりと詰まった『New Age』は、一世代にわたって続いた若者の反乱の起源と経過を描く視覚的な饗宴です。音楽だけでなく、サブカルチャーを推進した視覚言語にも目を向け、英国のパーティー文化が数十年の間にどのように変化していったかをグローバルな視点で描いています。
1970年代前半にストーンヘンジやウィンザーで行われたフリーフェスティバルのために作られた象徴的なフライヤーの数々で幕を開けます。そして1980年代、ロンドンの倉庫で行われた違法パーティーのブームから、スマイリーフェイスが象徴するアシッドハウスが生まれ、サウンドシステム、ダブの衝突へと発展。レイブカルチャーが浸透するにつれ、フライヤーのデザインはより複雑になり、ペズやジュニア・トムリン(レイブ界のサルバドール・ダリとも呼ばれる)といったフライヤーアートの巨匠たちのビジョンによって、ディストピア体験やシュールな宇宙への渇望が明らかにされていきます。
さらにジャングル・ミュージックの隆盛をたどり、1990年代の美学、ジャマイカのルーツを掘り下げ、レゲエ、レイヴ、サウンドシステム文化を融合させ、イギリスの黒人コミュニティがレイブ・ミュージックに多大な影響を与えながらも、見過ごされがちなブラック・ブリティッシュ・コミュニティについて洞察しています。
Pez、Kaos、Junior Tomlin、Dave Littleといった影響力のあるフライヤーデザイナーへのインタビューも収録。さらに、ドキュメンタリー写真家Alan Lodge、レコードプロデューサーChris Peckings、DJでスパイラル・トライブのメンバーIxyndamix、Mutoid Wasteの創設者でアーティストJoe Rush、Ibiza Recordsの創設者でジャングルプロモーターPaul Ibiza、アーティストでニューエイジの旅行者Vinca Petersenといったカウンターカルチャーを代表する著名人が寄稿しています。